ゴルフをやり始めるとライ角って言葉を耳にすることがありませんか?
このライ角ってなんなんでしょう?
特に気にしなくてもいいこと?それとも大切なこと?
その辺りを見ていきましょう。
ライ角ってそもそも何のこと?
ライ角という言葉の意味は、簡単に言うと『クラブを地面に水平にした時のシャフトと地面の角度』のことになります。
だから?
となるかもしれませんが、わたしはこのライ角はゴルフを続けて行く上で、とても重要なものだと思っています。
もし狂っているとしたら、正しいスウィングをしていたとしても、打ったボールがバラつきます。
スウィングがおかしいと思って、クラブにスウィングを合わせて打つようになります。変な癖がついてしまいます。と悪循環になります。
そもそも市販のゴルフクラブは新品といえども、シャフトとヘッドが正確に組まれたものは稀のようなので、ましてライ角はそのクラブを打つ人やスウィングによっても違ってくるものなんです。
ですから、自分に合ったライ角のクラブを使うことで、クラブ毎で変なスウィングになったりしないでしょうし、安心して練習にも励めますよ。
ライ角は調整したほうがいいの?
ライ角については、わたしは必ず調整してもらうことをオススメします。
変なスウィングの癖がつく前に、100切りのためにも、今後のゴルフ人生(大袈裟!)のためにも、必要なことだと思っています。
とはいうものの、あまり関心のない人も多いのではと思うところもあるんです。
あくまでわたしのほんの小さな範囲だけでの印象ですが、ほぼ調整した人がいなかったんです。
使う本人が気にしない人ならそれでいいですし、そういう人に無理にライ角の調整はすすめたりしません。
確かに、ライ角を調整したところでスコアに直接スコアに結びつくにかと言われれば、100切りのレベルなら変わらないかもしれません。それなら別にライ角なんて関係ない!と思うのなら無理にとは言いません。
調整まではいかなくても、クラブのソールにシールを貼って、そのままボールを打って、そのシールの擦れ具合で自分のクラブがどういう状態なのかをまず知るといいかもしれませんね。
それで問題なければいいですし、気になるのであれば調整を考えて見るのもいいですね。
ちなみに以下が、わたしがライ角を調整してもらった数値です。
番手 | #2 | #3 | #4 | #5 | #6 | #7 | #8 | #9 | PW | AW | SW |
ライ角(調整前) | 58.9 | 59 | 59.7 | 59.2 | 60.5 | 60.8 | 61 | 61.2 | 62.5 | 63.8 | 63.5 |
ライ角(調整後) | 59.5 | 60 | 60.5 | 61 | 61.5 | 62 | 62.5 | 63 | 63.5 | 63.8 | 64 |
そのままではスライスが出やすく、クラブのソールのトゥ側が擦れ気味だったので、アップライトに調整してもらいました。
ライ角を調整できないクラブもあるの?
ライ角の調整の話をしてきましたが、実は全てのクラブが調整できる訳ではないんです。
器具にクラブを固定して曲げて調整しますから、硬い素材で作られているクラブはそもそも調整できないんです。
ですから、はじめから調整できるクラブを選ぶというのが大切です。
素材でいえば、軟鉄鍛造と言われるものと、一部ソフトステンレスと呼ばれる素材もできるものがあります。(その他の素材でも調整できるものもあるかもしれません。ショップで確認してみてください)
わたしはライ角の調整は必ず必要なものと思っているので、調整できないクラブ(アイアン、ウェッジ)は選びません。
見た目で選んで、あとで後悔するぐらいなら、はじめから選択しないほうがいいですからね。
まとめ
100切りレベルでは、ライ角までは気にしない人が多い印象ですが、(あくまでわたしの周りでの話です)、全くノータッチではなく少しは気にしてもらえたらと感じています。
- ライ角とは、言葉にすると『クラブを地面に水平にした時のシャフトと地面の角度』のこと。この角度が合っていないと打ったボールがバラつき、スウィングに変な癖がつく場合がある。
- 市販のクラブといえども、シャフトとヘッドが正確に組まれたものは稀なので、自分に合ったライ角に調整することをオススメします。
- 全てのクラブがライ角調整できるわけではなく、中には調整できない素材のものもある。
ライ角を見てきましたが、気にしない人は気にしないですが、ゴルフが上達してくると否が応でも調整しないといけなくなってくるものだと思います。
それなら早めに調整して、ミスショットがクラブのせいにできないようしたほうが、練習のしがいがあると思うのですが、いかがでしょうか。