ゴルフでロフト角って聞いたことがありますか?
このロフト角によってゴルフはボールの飛距離が変わるんです。
しかし、実際のロフト角の真実とは?
メーカー間で統一されているのか?
ロフトの狂いが迷路の入り口とは!?
ロフト角って何?
ロフト角というのは、 ゴルフクラブのシャフトを真っ直ぐにした時の、クラブフェースの角度になります。
この角度によって、ボールを運ぶ距離が変わってくるわけです。
一番距離を出せるドライバーのロフト角が一番小さくて、ウェッジのロフト角が一番大きくなります。
大きくなるにつれて、クラブフェースが上(空)を向くことになります。
ロフト角が大きくなるにつれてボールが上がりやすくなり、スピン量も増えていきます。
こうしてゴルフはクラブによって距離を打ち分けるために、ロフト角を変えて数本(ルール上最大14本)のクラブが必要ということになるんです。
ロフト角って信用できない!?表示ロフトとリアルロフトの違い!
ウッド系のクラブやウェッジには、クラブにロフト角が表示されています。
この表示されているロフト、すなわち表示ロフトというのは、実際のロフト、すなわちリアルロフトと違っていると思った方がいいです。
通常、表示ロフトよりリアルロフトの方が大きい場合が多いんです。
ウェッジはそんなことはないですが、ドライバーはその傾向が強いです。
なぜか?製造時の誤差や、シャフトとヘッドの装着具合そして、メーカーの販売戦略?などによると思われますが、実はわたしたちにも原因があるんです。
ドライバーの表示ロフトは数字が大きくなると、あまり売れなくなる傾向があるみたいなんです。
そのためリアルロフトより表示ロフトを少なくして売っているらしいです。
え?詐欺じゃないの?
ってこれを聞いたときに思ったんですが、(ゴルファーの心理ですね。なるべくロフト角が少ない方上手に見られるとか、見栄とかがありますから。)でも、なんかどうなんですかね。
それなら、きちんと表示ロフト通リの製品を作ればいいと思うんですけど、メーカーさんどうなんでしょう? 考えればおかしな話と思えてきませんか?
ロフト角ってメーカーやクラブの番手によっても統一なの?
そもそもこのロフト角って、クラブの番手によって全てのメーカーで統一しているわけではありません。
同じメーカーでも、シリーズが違えば番手が同じでもロフト角が違います。
要は、バラバラなんです。決まりがないんですね。
アイアンのストロングロフト化といって、アイアンのロフトを立てている飛び系のアイアンもあります。
この辺りは、われわれゴルファーの選択肢が増えて喜んでいいのかどうかはわかりませんが、選ぶ楽しみもあり、悩む苦しみもありそうな気がします。
ロフト角の狂いが距離の狂い
ロフト角によって距離を打ち分けるんですから、クラブ間において、このロフト角の差が狂っていては、距離を打ち分ける以前の問題になります。
迷路に迷い込んでしまいます。
ロフト角が4度違えば距離でいえば約10ヤードの差になります。
ですからこのロフト角も市販のクラブのままではなく、調整してもらってくださいね。
通常はライ角を調整した時に一緒にロフト角も調整したらいいと思います。
きちんと調整されたクラブだと、ミスショットしてもクラブのせいではなく、自分のスウィングのせいだと分かるので、上達も早いですよ。
ちなみに、以下がわたしがロフト角を調整してもらった時の数値です。
番手 | #2 | #3 | #4 | #5 | #6 | #7 | #8 | #9 | PW | AW | SW |
ロフト角(調整前) | 18.7 | 20.8 | 23.8 | 26.8 | 31.2 | 35.3 | 39.1 | 43.8 | 47 | 50.8 | 57.2 |
ロフト角(調整後) | 18 | 21 | 24 | 27 | 31 | 35 | 39 | 43 | 47 | 51 | 57 |
きちんと合わせてもらいました。
まとめ
距離を打ち分ける為にあるロフト角。これが狂っていてはクラブ間の距離の差がバラバラになり、どのクラブを使えばいいのかこんがらがってしまいます。きちんと自分のクラブのロフト角を知っておいた方がいいですね。
- ロスト角って、ゴルフクラブのシャフトを真っ直ぐにした時の、クラブフェースの角度でした。この角度の差によって、ゴルフクラブを使い分けて、距離を打ち分けているんです。
- クラブに書かれた表示ロフトは、実際のリアルロフトに比べて少ないことが多い。メーカーに考えがあってのことなのか、この誤差については詳しくは分かりませんが、釈然としない。(わたし個人の意見です)
- ロフト角は、番手によって統一されているわけではなく、同じメーカーでもシリーズの違いによっても、同じ番手でもロフト角に違いがある。
- ロフト角によって、ボールを打った時に距離の差が出るので、このロフト角が狂っていては距離を打ち分けるなんて至難の技です。きちんと調整してもらいましょう。
距離を打ち分ける為に必要なロフト角。市販のまま使うのではなく、いかに自分用に調整していくかが大事。
そして単品の調整ではなく、14本全体のバランスを大切にしていただきたいと思っています。