イップスという言葉はよく聞くけど、実際はどういったことなの?
原因はなんなの?
単に心の問題?
イップスは克服できるの!?治し方があれば知りたい。
イップスの原因は意識していないところにある!?
イップスという言葉は聞いたことがあるけれど、実際どういうものなのか?
『今まで当たり前にできていたことが突然できなくなること』とありました。
ゴルフに関して言えば、打てないだの、体が動かなくなるだの、おそらく経験したことない人からすれば、理解できないと思います。
実際、私もそうです。え?なんで?という感じです。
それも極度の緊張した場面とかがあるプロならまだしも、普通の、言葉は悪いですが、単に趣味でやっているゴルファーでさえそうなんですから。
パットが打てない?いや、打てばいいやん。
ドライバーが打てない。いや、打てばいいやん。
トップからダウンスウィングができない。いや、トップまでいけたんなら、あとは下ろすだけやん。
アプローチを打とうとすると体が固まる。何がそんなに怖いの?
と、イップスの人からすれば、「出来ないものは出来ないんだ!」と怒られそうですね。
でも今まで出来ていたことなんだから、それが出来なくなるというのは、何かしらの原因があるはずです。
短いパットを外して、仲間から笑われた。その後、また外すのでは、また笑われるのではと過度に意識してしまう。
このホールは、ラフが深いからフェアウェイキープが必須。ラフに打ってはいけない。とその意識が強くなって打てなくなる。
一度アプローチでザックリしてしまって苦笑された。それ以来、アプローチが怖くなった。
構えてから打ち始めるまで時間がかかる。上手く打とうという思いが強く、なかなかスウィングが開始出来ない。
など、必ずそうなった原因がどこかにあります。
それは、本人が自覚していないことかもしれません。意識していないことかもしれません。
心の問題なのか、体の問題なのか、じっくり自分と向き合って探っていくしかないのかなと思っています。
イップス克服は後輩の一言で!?
わたし自身イップスになって困ったことはないと思っています。いや、ないです。何も困ったことはないです。
ただ上手くボールが打てなくて落ち込んだことはありますが。ちょうどシャンクが出始めの頃で、まともに打てる気がしなかった時期がそうです。
でもこれはイップスではないですね。はい、そう思います。
でもひとつ気になることがあるんです。
会社のコンペで、同伴の後輩から、「構えてから打つの遅いですね。打つかなと思ってもなかなか打たないし。」と言われたことがあったんです。
そう言われて、え?まじ?そういえば自分では意識してなかったけど、確かにワッグル(わたしの場合は、構えてボールの前でクラブヘッドを小さく小刻みに動かす動作)を何回もしていたことに気付いたんです。
そうか上手く打とうという気持ちが強くて、なかなかスウィングに入れなかったかもしれない。今思えばこれもイップスだったのかなあって思ってます。
そのとき、「なんかすぐに打てないんだよね。なかなか。」と答えたような記憶があります。やっぱりイップスだったんでしょうね。それも軽めの。
自分ではまるで意識がなくて、指摘されて初めて気付いた感じだったので、その後意識して、なるべくワッグルを少なくするように気をつけました。
そしたらいつの間にか治っていました。
イップスの治し方は認めること
イップスになると、その出来ないことをなんとか出来るようにしようと、今まで以上に意識します。
なんで出来ないんだ、どうしてだ、と自分を責めます。その時必要以上に自分を責めると、逆効果になると思うんです。
出来なくなったものは仕方がないと、まずはその現実を受け入れてみてください。
「そんな簡単に言うなよ、それが出来ないから苦しんでいるんだ!」と思われるかもしれません。
しかし原因もはっきり分かっていない状態で、出来なくなったことを無理やりやろうとしても、上手くいくはずがありません。
辛いでしょうけどまずは受け入れる。全てはそこからです。
そして自分一人で抱え込まないことです。周りの人たちに打ち明けましょう。
そうすれば、何か他のやり方が見つかるかもしれません。何か解決の糸口が見つかるかもしれません。何かいいアドバイスがもらえるかもしれません。
そうして少しずつ改善していくようにしてみてはいかがでしょうか?必ずいい方向に向かうことを願っています。
まとめ
イップスって、何もスポーツに限ったことではないんですね。
例えばビジネスにおいても、責任ある立場で何か決断したことがダメになってから、その後決断出来なくなるとか。この場合は完全に精神的な問題でしょうけどね。
こうしないといけない。こうあるべき。ねばならない。といったような考え方をしていると、自分に対して過度なプレッシャーを与えてしまうので、もっと気楽にゴルフを楽しんでほしいなと思っています。
- イップスになるということは、何かしらの原因が必ずある。それは本人が意識していないことかもしれない。
- イップスが軽い場合は、意識するだけで克服できやすい。
- イップスを治すには、無理やりにできないことをやろうするのではなく、まずは出来なくなったことを認めること。そして一人で抱え込まずに、周りに打ち明け知ってもらう。
イップスってちょっとしたきっかけでなってしまうのが、厄介ですね。心の問題だけではないかもしれませんが、何事にも動じない鋼の精神力があれば、イップスなんて寄り付かないかもしれません。
いずれにせよ、われわれアマチュアゴルファーは、楽しむことが第一ですから、必要以上に悩まずにゴルフをプレーしてもらいたいと思っております。