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広告 ゴルフ用語

ゴルフマッチプレーってスコアもプレーも言葉も?だらけ

ゴルフマッチプレーって、あまり馴染みがないからイマイチよく分からなくないですか?

スコアに関してもチンプンカンプンではないでしょうか?

また特有の言葉もあるみたいだし・・・。



そんなマッチプレーについて少しでも興味を持って、そしてよりマッチプレーというものを楽しめるようになれれば、幸いです。

ゴルフマッチプレーとはどういったもの?

ゴルフの勝敗に決め方は、今はストロークプレーが主流となっています。


1日に18ホール、それを4日間トータル72ホールを回って、一番少ない打数で回った人が勝ちということですね。(2日目で予選カットがあったり、女子の場合は3日間競技もありますが)


それに対してマッチプレーという戦い方もあります。


アマチュアで競技ゴルフをしない人には、あまり馴染みがないかもしれません。わたしも経験はありません。


このマッチプレーというのは、1ホールごとに勝ち負けを決めていき、18ホール終了時点で1ホールでも相手より勝っていれば勝ちとなります。


試合内容によっては、18ホール全て回らずに勝敗が決まる場合もあります。
残りホールよりも勝っているホールが多い時点で勝負が決まるわけです。


例えば13ホール終了時点で、相手よりも勝ちが6つ上回って入れば(6UP)、残りホールは5ホール(14H、15H、16H、17H、18H)ですよね。


ということはこのまま18ホール戦って、残りの5ホール全て負けたとしても最終的には相手より1つ勝っていますよね。


だから18ホール全て回ることなく13ホール終了時点で勝負がつくということになるんです。


この場合、スコアは6&5となります。
勝者は相手より6つ勝っていて、残りのホールは5つということ。


もちろんここまでの大差ではなく、18ホールまでもつれる試合もありますし、18ホールで勝負がつかない場合もありますね。


ストロークプレーはトータルの勝負ですが、マッチプレーはひとホール毎の勝負です。


だからたとえあるホールで大叩きしたとしてもそのホールひとつ落とすだけで、いくらでも取り直すことができるんです。


選手間の駆け引きがあったり、スター選手が格下の選手に敗れたり、何が起こるかわからないところもマッチプレーの怖さと言えるかもしれません。

ゴルフマッチプレーのスコアが良くわからない?

マッチプレーの勝敗の結果は、先ほども出てきました6&5もそうですし、そのほかにも3&2、2&1や1UP、2UPとか見たことがあると思います。


では詳しく見ていきましょう。


まず数字&数字の結果の場合は、&の左側の数字は勝ちの数(勝ちはUPで表します)、右側の数字は残りホールを表しています。


3&2で勝利の場合は、残り2ホール残して、3つの勝ち(3UP)。すなわち16ホール終了時点で3つの勝ち(3UP)で勝ったということ。


2&1で勝利は、残り1ホールで2UPの勝ち。すなわち17ホール終了時点で2つの勝ち(2UP)で勝ったということ。


1UPで勝利は、最終の18ホールで決着がついた場合ですね。最後の最後で勝ったということ。


2UPで勝利というのは、17ホール終了時点で1UP。そして最終の18ホールでも勝った場合ですね。17ホールまでで1UP。18ホールでも1UP。計2UPで勝ちということです。


分かりますか?

ゴルフマッチプレーって、1対1だけの勝負なの?

マッチプレーの対戦は1対1や、2対2の場合もあります。


2対2とは、ふたりずつペアを組んで4人で対戦するやり方です。


この2対2場合には、ふたつの試合形式があるんです。フォーサム (foursome)とフォーボール (fourball) です。


まずフォーサムですが、これはふたりでひとつのボールを使用し、お互いが交互に打って競うやり方。


フォーボールはお互いがそれぞれプレーして、どちらかいい方のスコアで競うやり方です。


フォーボールなら、われわれも普段のラウンドで楽しんでみてもいいかもしれませんね。


フォーサムは、使用するボールがひとつですから、お互いが普段同じボールなら何も問題はないでしょうが、どちらかが使っているボールにしないといけないわけです。


ひとりは慣れないボールでプレーしないといけないんですね。


こればどこまでスコアに影響があるのかは分かりませんが、でもその影響は少なくないと感じています。


このボールに関しては、18ホール同じボールを使わなくてはいけないわけではなくて、ホール毎にボールを変えられるんです。


それでも普段使い慣れないボールでのプレーですから、その辺りも気にしてみれば面白いかもしれません。

ゴルフマッチプレーって特有な言葉が出てくるんだけど?

マッチプレーには、特有の言葉というのがあります。


まず勝ちはアップ(UP)、負けはダウン(DOWN)


ドーミーホール (dormie hole)というのは、勝ち(UP)の数と残りホール数が同じ場合をドーミーといい、そのホールで勝つか、引き分ければ勝負がつくホールのことをドーミーホールと呼ぶんです。


例えば、15ホール終えた時点で3UPとすると、残りも3ホール。これをドーミー。そして次の16ホールで勝つか分ければ勝敗が決まるので、16ホールがドーミーホールです。


あとは、コンシード(concede)ですね。これは相手に最後までカップインさせずに、OKを出すということです。


例えば相手のボールがホールに近くて、明らかに入ると思われる場合に、相手にもう打たなくていいよということです。要はOKパットですね。


われわれもラウンド時に仲間内でよくやりませんか?


でも、相手からOK出されて喜んでいると、そのOKの1打をスコアに足すのをよく忘れるんですよね(笑)話しを元に戻します。


これは近い距離なら全てコンシードしないといけないのかというと、そんなことはなくてそこは相手との駆け引きになりますね。


前半はコンシードして、後半は前半と同じか少し短い距離でもコンシードしないとか。


相手としたら『え?今までコンシードしてた距離なのに?』と気持ちを乱したり、そんな使い方もできますね。


オーススクエア(all square)イーブン(even)とも言いますが、お互いが譲らず勝ちと負けが同じ状態のことです。


勝ち負けが決まらず、お互いが引き分けたホールは、日本語ではハ-フ(halve, halved)と言います。


フォーサム (foursome)フォーボール (fourball)ももう一度見ておきましょうか?


フォーサムはふたりひと組みになって、ひとつのボールでお互いが交互に打つプレー形式。


フォーボールはこちらもふたりひと組みは同じですが、それぞれが自分のボールでプレーしてどちらかいい方のスコアで競うやり方です。

まとめ

マッチプレーというのは、1対1もしくは、2対2で競うやり方だから分かりやすいといえば分かりやすいと思いますが、特有な言葉とスコアについて分かりにくいという人が多いですね。

  • マッチプレーというのは、18ホール(4日間競技なら72ホール)のトータルスコアで考えるのではなく、ホール毎で勝敗を決める戦い方である。18ホール終了時点で相手より勝ちが多いか、18ホール全て回らなくても、ラウンド途中の勝ち数が残りホール数を上回った時点で勝ちとなります。

  • マッチプレーのスコアについては、例えば8&7なら残りホールが7ホールで、相手より8つの勝ち(UP)があるということ。(11ホール終了時点で残り7ホールで8UPのため勝敗が決定)4&2なら、残り2ホールで、勝ち(UP)が4つあるということ。(16ホール終了時点で残り2ホールで4UPのため勝敗が決定)1UPというのは、18ホールまで戦って最後に決着がついたということ。2UPは17ホール終了時点で1つ勝っていて、次の18ホールも勝ったということ。

  • マッチプレーは、1対1の対戦だけではなく、2対2のふたりずつのペア同士の対戦もあります。この場合、フォーサム (foursome)とフォーボール (fourball)というふた通りの対戦方法がある。

  • マッチプレー特有の言葉は、勝ちはアップ(UP)、負けはダウン(DOWN)ドーミーホール (dormie hole)は、勝ち(UP)の数と残りホール数が同じ場合がドーミーで、そのホールで勝つか引き分ければ勝負がつくホールのことをいう。コンシード(concede)とは、相手のボールがカップに近い場合、そのボールは最後までカップインさせなくても入ったことにしますということ。オーススクエア(all square)イーブン(even)は、お互いのスコアが勝ち負けがつかない状態のこと。フォーサム (foursome)は2対2の対戦の場合に、ひとつのボールをお互いが交互に打っていくやり方。フォーボール (fourball)は、それぞれが自分のボールでプレーし、どちらかいい方のスコアを採用するやり方。

マッチプレーはストロークプレーにはない、独特の雰囲気みたいなものが感じられます。

マッチプレーの戦い方はあまり馴染みがないかもしれませんが、ホール毎の勝負なので、大叩きしたとしてもすぐに切り替えれば大丈夫(勝ちか負けだけでスコアは関係ない)なところもあり、(そのためスコアで見るとマッチプレーでは勝ったけど、スコアでは負けていたということもあります)面白いと感じています。

ぜひマッチプレーの選手間の駆け引きを楽しんでみてください。

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