ゴルフクラブのバウンス角(バンス角)って、なんのこと?
よく分からないんだけど、気にしないといけないこと?
重要なことなの?
ウェッジだけにあるものなの?
アイアンは?
選ぶ基準みたいなものあるの?
バウンス角(バンス角)ってよく分からない?
まずは、バウンス角についてですね。
バウンス角?バンス角?どっちが正解?と思われるかもですが、英語では『bounce』ですね。跳ねるとかバウンドするとかの意味になります。
英語の発音からしたらバウンスの方が近いので、ここではバウンス角で統一しますね。
バウンス角というのは、簡単にいうとシャフトを垂直にした時のソールの出っ張りのことになります。
バウンス角が大きいと多少ダフってもソールが滑って地面に刺さりにくい。
バウンス角が小さいと、キチンとボールをとらえないとダフれば、地面に刺さりやすくなります。
元々は、バンカーから出しやすくなるということでつけられたものなんです。バウンスがないとバンカーでは、クラブが砂に突き刺さってしまいますからね。
でも固めの砂のバンカーや、地面が固い場合などはバウンス角が大きいと、跳ねてしまってトップになりやすいという面もあります。
どちらがいいのかは、その人のスウィング次第といったところです。
ではどうして選べばいいのでしょうか?
バウンス角を選ぶ基準は?
バウンス角ってウェッジを選ぶ時に気にする部分になります。
同じロフト角に数種類のバウンス角のウェッジが用意されています。
では、何を基準に選べばいいのでしょうか?
まずは、ご自分のピッチング(PW)のロフト角によって、ウェッジのロフト角を選びます。(ピッチングに対して、4度か6度の差が基本)
最近はストロングロフト化の影響で、ウェッジを3本にしないとクラブ間のバランスが取れなかっりします。
わたしの場合は、ピッチングが47度です。ウェッジは2本で、51度と57度を使っています。バウンスは51度が10度。57度が14度です。
ですがこのクラブを購入する時は、あまりバウンス角のことはよく分かっていなくて、ロフト角のみ気にしていましたね。
あとから57度のウェッジは、バウンス角も大きくて、ソールも幅広いので、バンカーで使いやすいクラブだったんだと分かったぐらいです。
その割りには、バンカーが苦手だったんですけどね。まあバンカーの打ち方すら知らなかったですから、仕方ないですね。
どのバウンス角のウェッジを選べばいいのかですが、バウンス角8度以下がローバウンス、12度以上がハイバウンスと呼ばれているので、10度を基準に選んでいけばいいと思います。
こればっかりは、実際に打ってみないと自分にあったバウンス角というのは分からないですね。
まして練習場のマットでは、多少ダフっても刺さることなく滑りますからはっきり分からないんですよね、芝の上から打たないと。
今使われているウェッジのバウンス角を確認して、アプローチでミスが多いとかがあれば、このバウンス角を見直してみるといいかもしれません。
バウンス角の考え方
バウンス角というのは、何もウェッジだけのものではなくて、アイアンにもあります。
面白いことに、海外製のクラブはアイアンのバウンス角が多めで、日本製のアイアンは、バウンス角が少なめなんだそうです。
その理由のひとつに、練習場のマットでは下がコンクリートのため、バウンスがあると跳ねて少しトップ気味になってしまうことも考えられるみたいです。
日本では練習といえば人工マットから打つ場合がほとんどのため、メーカーもその時に気に入ってもらわなければという考えなのかは分かりませんが。
そのためにバウンスを少なくして、練習場でいいショットをしてもらおうという魂胆なのかな?と思ってしまいます。
それなら逆にコースではがっかりという結果にならないんでしょうかね。
でもアイアンに関しては、このバウンス角はあまり重要視されていないのかもしれません。
わたしも気にしたことがなかったですね。抜けの良さは気にしていましたが、バウンス角までは考えていなかったです。
メーカーも公表していないようですし。(カタログにのっていない)
バウンス角がある方が、地面に刺さらずに滑るか跳ねるかなので、ダフリに強い。その分トップしやすいといえます。
でも、ダフリとトップのミスなら、まだトップの方がダフるよりもミスとしては許せると考えると、バウンス角があった方がやさしいと言えるのかもしれません。
ウェッジに関しても同じことが言えるでしょうね。
そうはいうものの机上の空論にならないように、実際に打って判断しないことには分からない部分もあるでしょう。
基本的な考えとしては、バウンス角はないよりはあった方が一般的にはやさしいということになります。
自分に合ったバウンス角なら、ミスも減らせてスコアも良くなるはずです。自分のバウンス角を知っておけば、クラブを買い換える際にも、必要になりますよ。
バウンス角はウェッジの命!?
アイアンのバウンス角は選べないけれど、ウェッジは選ぶことができます。
自分に合ったバウンス角はどれなのか?
ウェッジはアプローチで使うクラブなので、使用頻度が高いです。合わないクラブだとスコアにも響きます。
今お使いのウェッジのバウンス角はいくらなのか?そのバウンス角でいいのか?どんなミスが多いのか?
友人のクラブを借りて、打ってみるのもいいかもしれません。
バウンス角の違いを体感できればいいですね。
ぜひ自分に合ったバウンス角を見つけてください。ミスが減る安心感も生まれますし、自身もできます。ですからスコアも良くなります。
今まで気にしていなかった人も、バウンス角はとても重要なものなので、この機会に意識するようにしていただけたらと思います。
まとめ
バウンス角って最初は分かりませんから、なんとなくとか、店員さんの言われるがままとかで選んでいませんでしたか?
本当は、スコアに響く重要なものだったんですね。
- バウンス角とは、シャフトを垂直にした時のソールの出っ張りのこと。
- バウンス角を選ぶ基準は、ピッチングのロフトからウェッジのロフトを決めて(4度か6度の差)、それからバウンスを選ぶこと。8度以下がローバウンス、12度以上がハイバウンスと呼ばれているので、10度を基準に考えていけばいい。
- バウンス角はウェッジだけではなく、アイアンにもある。海外製はバウンス角が大きく、日本製は小さい傾向がある。一般的には、バウンス角があった方がやさしいと言われている。
- アイアンのバウンス角は選ぶことは出来ないけれど、ウェッジは選ぶことが出来る。ウェッジのバウンス角は思っている以上に重要であるということ。自分に合ったバウンス角を見つけることが出来れば、スコアも良くなります。もちろん100切りにも近づくことになります。
バウンス角についてみてきましたが、いかがでしたでしょうか?
ご自分のクラブのバウンス角を把握していますでしょうか?
とーっても重要な要素ですので、気にしてみてくださいね。
ありがとうございました。